古くからフランスで生乳から作られている
フレッシュチーズ”Faisselle(フェセル)”
を作るための型、
Moule a Fromageムール・ア・フロマージュです。
このフェセルという名前は
チーズそのものの名前でもあり、
型の名前でもあります。
フランスの中央部が発祥と言われますが、
一番古いものは12000年も前のもので、
柳で出来ているそうです。
陶器製のものも、古くは
新石器時代に遡るのだとか。
フランス東部の街
Lons le Saunier(ロン(ス)・ル・ソニエ)
にある考古学博物館には、
紀元前2700〜2600年の陶器フェセルが
所蔵されているとそうです。
現在でも、どこのスーパーの
乳製品コーナーに行っても見かける
フレッシュチーズですが、
プラスチックなどの容器で
水切りをして作られることがほとんどです。
ご家庭でフレッシュ・チーズを
作られる方も多いと思いますが、
こんな本格的なアンティーク陶器の水切りがあると
更にチーズ作りが楽しくなります。
もちろんお豆腐の水切りや、
フランスのカンパーニュ風インテリアの
オブジェにもぴったり。
底に「CORNEAU-MYENNES 1 1/2 」
と彫られており、
ブルゴーニュ地方のミエンヌにあった
CORNEAUという窯で製造されたことがわかります。
【Size】H8cm 径12.8cm(内径11cm)穴の大きさ約5mm
【素材】グレ(Gres、硬い砂岩)
【年代】1800年代〜1900年代初頭
【コンディション】写真は販売済みの方ですが、今回販売分もほぼ同じコンディションです。外側の縁に剥がれが少々あります。
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