フランス アンティークの
「分銅」(おもし)です。
秤の片側に載せて、
物の重さを計測するために
使用されていました。
秤(仏語でBalance=バランス)自体は
古代から存在していましたが、
フランス革命後の1795年に、
各地域ごとにばらばらであった
計量の規則が統一され、
1840年1月1日よりそれが
義務づけられることとなりました。
この重石の、六角形かつ輪のついた形状は
その時に制定されたものということです。
重石を使って測るタイプの秤は
20世紀半ば頃に自動秤が発明されるまで、
あらゆる商店の店頭で使われていました。
こちらはそんな時代の
生き証人とも言える
鉄のアンティーク重石です。
重さは500g、小さいのにずっしりと重いです。
DEMI KILOG(1kgの半分=500g)と
フランス語で彫ってあります。
また、5 HECTO G と書いてあるのも
500gの意味です。
HECTOとはギリシャ語に語源を持ち、
100を意味する言葉なので、
5X100=500G ということです。
経年による自然の錆色とあいまって、
そこにあるだけでヴィンテージ感が漂います。
錆がつくかもしれませんので、
ある程度汚れても構わない
ペーパー類のウェイトなどにお使いください。
【Size】H3cm 径6cm
【年代】1800年代〜1900年代半ばにかけて
【特記事項】写真に写っている200gと100gのものは大きさの参考であり、商品に含まれません。
関連ブログは
こちらからどうぞ。